2、ステップレースとしてのG2
古馬を中心として開催されるステップレースとしてのG2は、基本的にクラシックのトライアルレースと位置づけは類似しているのですが、優先出走権は発生しないという事で決定的に違っています。要は、獲得賞金が足りていない競走馬が本番であるG1レースに出るためには、1着、あるいは2着に入賞しないと本賞金が得られないのです。古馬レースに関しては本賞金額の順番で本レースへの出走が決まるので、不足している競走馬は本賞金を獲得しない事には話しになりません。
参戦する競走馬の特色を大別すると2つに分けられ、実績馬が本番のG1レースへの足がかりのために出走するパターンと、条件上がりの成長した競走馬がステップレースを足がかりに獲得賞金を伸ばし、本番のG1レースへの出走を試みるというパターンになります。
どちらの場合もステップレースでの勝利が最終的な目的ではないので、後の本番にピントを合わせて陣営は仕上げてくるのですが、当然賞金が不足している競走馬と十分な競走馬では、ステップレースに対する本気さが違ってきます。なので、実績だけで判断するのではなく、成長度合いも加味した競走馬の能力と陣営の意気込みとのバランスが馬券攻略のキーポイントになるでしょう。
また、大抵のステップレースはG1レースの距離別に設定されているのですが、クラシックのトライアルレースと比較すると本番のレース距離と違っている事も少なくなく、少し短距離に設定されている場合が多いのも特徴的な一面です。それを踏まえて、本番であるG1レースの距離適正よりステップレース自体の距離適正を重視する事が馬券戦略上重要になってきます。