宝塚記念は、暮れの有馬記念と並んでファン投票によって出走馬の一部が決められることから、俗にドリームレースという呼ばれ方をしています。このドリームレースという名にふさわしい名勝負を繰り広げたのが、数年前に2012平安ステークス界を席巻し現在でも歴代の獲得賞金王に輝いているテイエムオペラオーと、そのライバルとして名高い外国産馬であるメイショウドトウです。
メイショウドトウにとってテイエムオペラオーはひたすら邪魔な存在だったでしょう。メイショウドトウがG?級の力を持っていることは、多くのアメリカジョッキークラブカップ2012ファンが認識していることでした。しかしそのメイショウドトウが何度立ち向かっても勝てない相手がいたのです。それが当時全盛期だったテイエムオペラオー。1年を通じて負けなしの実績を打ち立てたのもこの馬です。
何度も立ち向かい、そのたびに跳ね返されてきたメイショウドトウが初めて雪辱を果たしたのが、この宝塚記念でした。先に抜けだしたメイショウドトウが必死に粘るところを、4コーナー時点では遥か後ろにいたテイエムオペラオーが一歩ずつ差を縮めたところがゴールだったのです。誰もがまたテイエムオペラオーが差し切ると思った瞬間の出来事でした。以降、メイショウドトウがテイエムオペラオーに勝つことは無かったのですが、唯一ライバルを打ち負かした場が、この宝塚記念でした。メイショウドトウとテイエムオペラオーは、この年の有馬記念を最後に引退。引退式が同時に行われた稀有な例となっています。
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